あまいの工作室

趣味の金属加工及びその他について書き連ねていきます。

JIMTOF2016に行ってきた。

半月ぶりの更新です。

今回は記事が長くなります。

最近は会社での仕事が増えてきたために私生活が大分疎かになっている状態です。

 

そんな中久々に土曜が休日となったため11/17~11/22まで東京ビッグサイトで開催されているJIMTOF2016に足を運んでみました。

 

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↑ジムトフについてですが早い話”産業用工作機器の見本市です”。ただの展示というわけではなくその場で商談・契約も行われます。

今回は私の仕事柄、金属研磨用の”砥石”を中心に観てきたため記事の内容が大分偏っています。

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ビッグサイトにある逆三角形のアレです。 最後に来たのは学生の時の楽器フェアだった気がします。

 

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↑各企業のブースが所狭しと並んでいます。 大分閑散としているように見えるのはこれがその日の閉会の直前に撮った写真であるためです。

 

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↑まずは砥石屋さんの最大手”クレトイシ”さんです。 最大手の名は伊達ではなくゴムや樹脂、生鉄から焼き入れ鋼、その他耐熱鋼や超硬合金等の難削材に至るまで各用途に合わせた砥石を非常に多く取り揃えています。

私自身ここの砥石には仕事で大変お世話になっています。

 

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↑仕事に合った砥石か否かを判断するのは素材や緒元を見ただけでは判断がつかないものです。そこで実際に手で触れて確かめるのが一番だと思います。

 

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↑歯車用砥石です。 歯車の精度やアタリ面を滑らかに仕上げるための砥石です。砥石には各歯車のピッチに合わせたインボリュートが刻んであります。

 

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↑続いてニートレックスさんのブースです。 ここもまた砥石業界では有名どころの一つです。

仕事柄、ニートレックスさんにも大変お世話になっており、個人的にはここの製品の一つであるNeo Vexというシリーズに興味を持っています。

 

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ニートレックスさんの製品です。 各メーカーごとに砥石の材質を表す記号が独自であるため”この砥粒の素材って何?”ってよくなります(笑

 

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↑大中小と実にいろいろな製品があるものです。

 

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↑次にMKSでおなじみの三井研削さんです。

ブースの前には見たこともない巨大な砥石が展示してあり強烈なインパクトを放っていました。 ところでこういったものはどんな用途に使われているんだろう?

 

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↑MKSさんの注目は2種類の砥粒を配合したハーフ砥石です。 使ったことが無いため特性については何とも言えませんが発想は凄いです(笑

 

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↑今度はTEIKENという私も初めて聞く砥石屋さんです。

ここの製品は他のメーカーと比較すると異質なもので多気孔を持った発泡剤のような砥石が売りです。

 

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↑写真で見ると分かりにくいのですが砥石の表面に肉眼で確認できるほどの大きな気孔が無数に空いています。 この無数の気孔が肝でこの場所にスラッジ(切粉)が入り込むことで砥石の目詰まりを防ぐそうです。

 

とりあえず書ききれないため今日はここまで。

次回はジムトフの続きです。

 

↓関連リンク

engine7500.hatenablog.com