あまいの工作室

趣味の金属加工及びその他について書き連ねていきます。

機械の搬入。

とりあえず今日も更新いたします。

 

内容は前回に続きまして卓上フライス盤のお話をさせていただきます。

 

フライス盤に限らず工作機械の選定というものは現物に触らなければ判断がつかないものです。

 

そのため私は東京にある寿貿易の工作機械展示ブースへ直接足を運び現物、類似品等の比較検討を行いました。

 

その結果前回の通り卓上フライス盤”FM120E Super”を購入することにしました。

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↑寿貿易卓上フライス盤”FM120E Super”

 

このモデルの類似品が旋盤市場というサイトからも販売されており価格も寿貿易と比較し2/3程度とかなり安価となっているようです。

 

 

一方でレビューを見る限り「ベアリングの圧入が雑で半壊している」「新品の状態にかかわらずジブに無視できないほどの傷が入っている」といった機械を構成するうえで重要な個所の手が抜けているような、要は値段相応といった印象を受けます。

 

 

そのため”若干高くても物持ちの良いものを選ぼう”と思い至り(それでも国産機と比較すればかなり安価である)購入に踏み切ったわけですが機械を受け入れるためにはそれなりの準備が必要になります。

 

 

幸いなことに場所だけは確保できていたため最初に機械を置くためのスタンド兼作業台の製作を行うことにしました。

 

 

 

 

 

作業台の構造はホームセンター等で安価に購入できる2×4材(SFP材)をベースに住宅の床等に使われる厚めの合板(T24mm)を天板の下材とし、その上にコンクリ基礎の施工等で使用される塗装合板(12mm)を被せる言わば”サンドイッチ方式”を採用しました。

 

宅建材に使われるほどに丈夫な2×4をベースに使用するとは言えど重量160キロ超+αの鉄塊が上に乗るわけですからどんなに丈夫に作っても過剰剛性と言えるものではないです。

 

ちなみに、そこそこの強度かつ広さを持つ作業台を購入しようとすると5万以上となりますが、今回私が製作した作業台に要した費用は1万程度と1/5程度に抑えられました。

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↑製作過程です。天板を支えるための梁材を「これでもか!」というほど取り付けました(笑)

 

途中、接着剤が固まるまでの間少々お買いものをしました。

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”エンジンクレーン”です。 エンジンが付いてないのになぜ”エンジンクレーン”かというと元々自動車のエンジンの積み下ろしを行うためのものだからです。

 

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架台が完成すれば後は早いものです。天板の取り付けは作業再開から1時間少々で完了し無事完成しました。

 

棚板の位置が作業台の全高に対してやたら高いのはエンジンクレーンの脚が収まるようにしてあるためです。

 

そして作業台が完成してから一日程経ったところで例の品が到着しました。

 

 

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卓上フライス盤です。

 

う~む、、でかい箱です。 展示ブースではそれほど大きくは見えなかったものですが自宅に搬入されたとたんに巨大に感じるのは何故なのでしょうか?

 

 

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中にどっしりと居座ってます。

 

早速作業台を定位置に持っていき、機械の設置を開始します。

 

 

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まずはフォークで若干持ち上げてクレーンの脚が入るスペースを作り、それからクレーンにパスします。

 

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ゴロゴロ押します。画像がぶれて申し訳ありません。 それと何故か設置の際の写真だけはたくさんあります(笑)

 

 

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押します。 押すというより脚持って引っ張っている感じです(笑)

 

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アームを持ち上げて作業台に乗せます。 位置の調整は目見当です。

 

 

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無事に設置が完了し一段落です。 色々なブログを参照すると皆さんこういった機械の搬入、設置は苦労されているようです。

 

とりあえず今日はここまで。

次回は他の機械の設置及び作業台の位置を検討します。